一連の報道に対する当会の見解

当会が森友学園に対して素読用テキストを販売した件と、当会の名誉会長を務めていただいております安倍昭恵総理夫人との関係について、3月2日以降、20件を超える取材にお答えして参りました。
当会に対して事実確認のないまま行われた報道もあり、一部に事実と異なるものや、誤解を招くものがございます。
そのような報道に対し、当会は困惑しております。
報道内容の誤りを正すため、当会は、以下の通りに事実関係を明らかにいたします。

当会と森友学園の関係について

当会では、素読を導入してくださる学校や法人、団体を随時募集しております。
導入を検討していただけそうなところをご紹介いただくよう、当会の活動に賛同してくださる皆さまに対してお願いしております。
時折、「ここはいいのではないか」というご提案をいただくことがあります。

そのひとつとして、2014年8月に、大阪にお住まいの知人から、森友学園運営の塚本幼稚園を教えていただきました。
ご紹介を受けて、当会会長の安松鈴代が塚本幼稚園側と連絡を取り合い、8月終盤に森友学園の理事長室で籠池理事長ご夫妻と面会いたしました。
その際、当会からは、当会の活動内容の説明を行いました。
籠池理事長ご夫妻からは、塚本幼稚園の教育理念や教育内容についての説明を受けました。
面会は1時間程度で、塚本幼稚園での教育の現場の視察等は行っておりません。

当会会長の安松と、籠池理事長ご夫妻が直接面会したのは、この一回限りです。
その後数回、電話で時候の挨拶や近況報告程度の会話を行いました。

当会作成の素読用テキスト「大学 —素読—」販売の経緯について

先述のとおり、2014年8月に、当会会長の安松が、森友学園理事長の籠池ご夫妻と面会しました。
数日後、森友学園から、「大学 —素読—」のテキスト200部のご注文をいただきました。
当会は通常の商取引として、一部500円、計10万円で販売いたしました。
森友学園からのテキストの注文は、この時一回限りです。

安倍昭恵さんと当会の関係について

当会の発足は、2007年5月に、当会会長の安松鈴代が運営しておりました「知心学舎」(様々な課題を抱えた児童等と共同生活を送る施設)に昭恵さんが視察された時に素読を体験されたことがきっかけでした。
第一次安倍内閣の退陣後、昭恵さんから、素読を広める手伝いをしたいとの打診を受け、安松は素読を普及させるための会を作ることを提案しました。
このような経緯があり、2009年6月に鈴蘭会は、昭恵さんを名誉会長、安松鈴代を会長として発足しました。

当会における昭恵さんの役割について

先にも記しましたとおり、名誉会長として、各訪問先で素読をご紹介いただいております。

以上です。
当会は引き続き、日本が千年以上の長きに亘って行ってきた伝統教育、素読の普及に力を尽くして参る所存です。
皆さまにおかれましても、素読に関心をお持ち下さり、当会主催の素読会にご参加いただけますこと、また当会の活動にお力添えいただけますこと、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

なお本件に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。

2017年3月10日
一般社団法人 鈴蘭会